茨城大学?コマツ 農業ブルドーザー用いた乾田直播水稲栽培の実証研究
収穫米を子ども食堂や学生へ寄贈

komatsu1.jpg 茨城大学農学部と建設機械メーカー大手の株式会社小松製作所(コマツ)が共同で行っている、農業ブルドーザーを用いた大規模圃場における乾田直播水稲栽培の実証実験において、今年は約25トンの新米が収穫されたことから、これらを食の支援を必要とする方々へ寄贈しました。

 茨城大学農学部とコマツは、コマツが開発した農業ブルドーザーを用いて、乾田直播水稲栽培の有効性についての実証研究を行っています。この実証研究には、コマツの販売代理店であるコマツ茨城株式会社/株式会社イバジュウも参画しています。

 水田にイネの苗を植えるのではなく、イネの種子を直接土に播く「乾田直播水稲栽培」は、稲作のコストを削減させ、休耕地活用の促進や地域農業の持続可能性につながることが期待されています。

 そうしたなか、コマツと茨城大学農学部は2020年より、ブルドーザーを用いた乾田直播水稲栽培の実証試験を稲敷市の圃場において開始しました。コマツの農業用ブルドーザーは最新のデジタル技術を駆使した高精度な均平作業を実現できることはもちろんのこと、後部に農業用アタッチメントを装着することで耕起作業や種まき作業も行うことができます。