太陽光エネルギーの吸収が水素原子1つで変わる!
タンパク質中で色が変わる色素の水素原子の可視化に世界で初めて成功
中性子構造解析と量子化学計算を組み合わせ 色素の緑と青の違いが生じる原因を解明

 茨城大学の海野昌喜教授?城塚達也助教?日下勝弘教授?森聖治教授?矢野直峰助教、宮崎大学の和田啓准教授、久留米大学の杉島正一准教授、久留米工業高等専門学校の萩原義徳准教授、ドイツのTechnical University Munich等との共同研究により、光合成色素のもとになる色素がタンパク質と結合したときにあらわれる色の違い(つまり吸収する光のエネルギー帯の違い)が、水素原子1つの違いによるものであることを世界で初めて可視化しました。
 光合成生物シアノバクテリア中の色素の1つフィコシアノビリンは、ビリベルジンという色素が還元されて作られます。この