茨城大学発ベンチャー「(株)エンドファイト」が1.5億円の資金を調達
―取締役CTOを務める農?成澤才彦教授に聞く「変化」

20241031_endo-phyte_1.jpg 成澤才彦農学部教授が取締役CTOを務める茨城大学発ベンチャー「()エンドファイト」がこのほど、約1.5億円の資金調達を実施しました。「エンドファイト」とは植物内生菌のことで、根部エンドファイト(DSE)を接種した苗を使って成澤研究室が行った栽培試験からは、生育の促進や病害への耐性の付与、さらに花芽形成の促進といった効果が確認されています。同社はそうした苗の販売を起点に、食糧危機解決、土地の再生、農業における脱炭素の実現につながる多角的な事業を展開するスタートアップ企業として、昨年(2023年)4月に起業されました。
 それから1年3か月での大規模な資金調達。投資ファンドには大手建設会社なども参加するなど、エンドファイトへの注目の高まりがうかがえます。この間の